なんでゲストハウスに泊まりたいんだろう、という話
土曜日の夜。 今週末もドミトリーにいます。
でもね、今夜はちょっと特別。 今日泊まっているところは、わたしが初めて泊まったゲストハウスなのです。 すなわち、初恋の場所。
週末の街はとっても賑やかで、隣にあるビアバーの生バンドの音が聞こえてきて。 わたしは、ベッド脇の灯りの中これを書いています。 控えめに言って……最高。
このゲストハウスのご紹介はまた今度するとして、今日は「わたしは、なんでゲストハウスに泊まりたいんだろう」というお話です。
せっかくの初恋の地に来たということで、そんなことをぐーるぐーる考えていたんですが、答えでました。
おもてなし、されないからです。
いいホテルはその地の最高の夢を見せてくれる場所。
いいゲストハウスはその地の明るい現実に溶け込ませてくれる場所。(ちなみにわたしはまだ夢から覚められてない)
— みやじままい@バンコクの雑誌編集者 (@miyajimai517) 2017年12月13日
ゲストハウスを拠点にするか、ホテルを拠点にするか、その違いで見える景色は違うんじゃないだろうか、と思うんです。
いいホテルに泊まると、蝶よ花よとお世話してくれますよね。 宿泊者が上位でスタッフさんがおもてなしをする、図です。
でも、ゲストハウスは違います。 スタッフと宿泊者の立場がすごくフラットなんですよね。 受付をくぐってしまえば、基本放置。 そりゃあ聞けばおいしいお店とか、観光地とかアドバイスをくれるでしょうが、基本干渉ゼロ。 (日本だとまた違うのかな? おもてなしの国だから……)
今までホテルにしか泊まったことがなかったわたしには、それがすごく衝撃的だったんですよね。 そして、「おもてなしされないこと」はその地の日常への「お試し券」みたいに感じたんです。 すごく居心地が良かった。 おもてなしも数日ならともかく毎日受けてたら疲れますからね……。
と、いうわけで。海外暮らしをしてみたいと思うなら、まずはいろんな場所でゲストハウスに泊まってみたらいいと思うのです。 できれば、同じ都市でも場所を変えて何箇所か。 きっと、ゲストハウスのまわりには、その街の日常が転がっているから。
いいホテルはその国での夢のような旅を与えてくれて、
ゲストハウスは、その国で暮らしているような気分にさせてくれる。
ちなみにわたしは、このぷら泊まり活動の裏テーマを、「次に住みたい場所を探すための旅」としています。
(表テーマは「息抜き」です。笑。)
バンコクが好きで、バンコクに住みたいけど、住むなら一番自分が好きなバンコクに住みたい!(貪欲)
「休日の朝、起きてこの景色が見れたら素敵だなぁ」と思う場所を記憶にブックマークしているのです。
人生の3分の1は寝てるんだから寝具にこだわる、とか、一日のほとんどの時間を費やすのだから好きを仕事に、と言うならば、いちばんこだわるべきは住む場所なんじゃないかなぁ。住みたい街を探してそこに身を置いて、枕も仕事も探したらいい。24時間365日を過ごす場所を探す意味で、やはり旅はだいじ。
— みやじままい@バンコクの雑誌編集者 (@miyajimai517) 2018年1月4日
「いつか行きたい!」という場所がたくさんあって、でも旅行に来ると「また来たい」場所もたくさん増えて。そうやって考えると、わたしがもらえた時間はそんな長くないのかもしれない。無駄だな〜と思える日があってもいい。でも、それ含めて人生の逆算はだいじ。 pic.twitter.com/tXBkBB15wt
— みやじままい@バンコクの雑誌編集者 (@miyajimai517) 2017年12月27日
MAI
最新記事 by MAI (全て見る)
- 透けて見えるわんぱくゴコロ「ALL THAT BANGKOK(オール・ザット・バンコク)」 - 2019-02-23
- なんたって夜がいい。「A’ hostel bangkok(エー・ホステル・バンコク)」 - 2019-01-28
- ホステルではなくポシュテルとはこれいかに「The Posh(ザ・ポッシュ)」 - 2018-06-13
コメントはこちらへお願いします