透けて見えるわんぱくゴコロ「ALL THAT BANGKOK(オール・ザット・バンコク)」

透けて見えるわんぱくゴコロ「ALL THAT BANGKOK(オール・ザット・バンコク)」

発売するやいなや手に入れた本『小さなホテル&ゲストハウスのデザイン』。
その海外編のページにはバンコクのゲストハウスも3軒紹介されていて、その中の1つがここ「ALL THAT BANGKOK(オール・ザット・バンコク)」だった。

場所はサトーン・ソイ11。BTSスラサック駅とチョンノンシー駅のちょうど中間くらいでどちらからも徒歩13〜15分くらい。スーツケースコロコロするにはちょっとしんどいかも。エリア的にも観光にすごく便利かと言われるとそんな感じでもないから、きっとこのゲストハウス本的には「デザインのよさ」で選ばれているはずだ。 期待大!
では、行ってみましょ!
ひときわセンスのよさげな一角が

こちらのゲストハウスはカフェ「ALL GOOD IN THE HOOD」も併設されている。正面がカフェでその裏側がゲストハウス。ちなみに、ウォークインOKのカフェが併設されているゲストハウスは当たりが多い印象です(個人的感想)。

 

こぢんまりとした宿なのです

「アナタだけなんです」
いきなりの愛の告白……ではない。この日はまさかの12人部屋のドミトリーが貸し切り、なだけではなく、まさかまさかの「全館一人貸切り」状態。そんなに大きくないゲストハウスとはいえ、こんなの初めてだ。しかも土曜日の夜に。 これは……選択を誤ったか⁉︎

彼は、わたしが泊まらなければ今日休めたのかな…ごめんよ(当日夕方予約した)

ゲストハウス入って正面がこの受付兼テーブルとキッチンスペース、そしてランドリー。かなりこぢんまりした作りだけど、雰囲気はよし。
建物の鍵は、数字をプッシュするオートロック制になっている。

入り口正面がキッチン。コーヒー、ココア、紅茶、スナックなどフリー充実
こういうゲストハウスの注意書き的なの好きです。言い回しにセンスが出る気がしている

キッチン横に階段があり、上の階が宿泊部屋のフロアになっている。
「わたししかいないなら全室見せてもらえますか?」と聞いたら快くOKしてくれたので、館内を全部見せてもらうことに。

さぁ、いってみよー!

 

まるでアスレチックみたいなお部屋

まずは、今回予約した12人部屋男女共用ドミトリールーム。

お部屋の名前はタイ文字。
チラッ

スライド式の大きなドアを開けると、なんとそこには縄で編まれた階段の手すり、天井にハンモック!

アスレチックみたいだー!
長い部屋の壁にぎっしり2段ベッド。
こちらがドミトリーのベッド。ちゃんとカーテンあり。
各ベッドに鏡付きの小物入れがあるの、ポイント高い。
こんな感じでアクセサリーとか時計とか収納できます。ライトの光量がなんかすごい。まぶしい

そんなに大きい部屋ではないけれど上下に12のベッドが配置されていて、それでもなお圧迫感がないのは、このハンモックデザインによるものが大きいかと!

 

ワクワクを感じる入り組んだ空間づくり

何度も書くが、このゲストハウスは全然大きくない。
でも高さをうまく使っていることと、視界を遮らず向こうが透けて見える構造をうまく駆使していて、なんだかワクワクする「秘密基地」感を出している。

部屋を出たところの共有スペース。仕切りが壁じゃなくて透けているので広く感じるでしょ
階段横のスペースも壁じゃなくて透かし棚
共有スペースを逆から見てみましょう

ソファの上のスペース、ロフトになってるのがわかりますか?

共有スペースに突如現れるハシゴ
なんと上はベッド! ベッドしかない屋根裏

ベッドしかないし、上り下りは大変だし、外からスケスケだし、(写真に写りきらなかったけど)謎に3ベッド。
こんな目立つ屋根裏があっただろうか。

こちらは4ベッドドミトリーの部屋

一番好きだなと思ったのがこの4ベッドの部屋。
4ベッドというと、通常2段ベッド×2台ってことが多いと思うんだけど、ここはすべてのベッドの高さが違うの! この入り組み感、めっちゃいい。女友達4人で借り切って、ベッドに座りながらおしゃべりしたい。

個室もあります。ただしベッド狭め!⁉︎
個室はかわいい部屋着(浴衣?)つき
洗面スペース。2個しかないので、満室になったら結構混みそう

トイレとシャワーは一緒になっていて3つ。シャワーの圧、お湯も出ます。
でもシャンプー類とドライヤーはなし。ドライヤー欲しい。(貸し出してもらえるのかもしれないが周囲にはなかった)

朝ごはんは隣のカフェ「ALL GOOD IN THE HOOD」で

翌朝はお隣のカフェで朝ごはん。

小窓がかわいい外観。ここでコーヒーだけ買ってもよし
内装もゲストハウスと同じ系統のワクワク感あり。センスいい!!
メニューはこんな感じ。ごはん、お手頃価格
定番・アイスラテと
エッグベネディクト。これが100バーツしないのすごい!

駅から離れた立地ということもあってか、地元の人が部屋着のような格好でふらっと来て朝ごはんを食べていた。いいなー、こんなカフェわたしも近所にほしいよ。

というわけで、併設のカフェもひっくるめてワクワク感のある宿でした。
なんだろう、ちょっと男子の部屋っぽいデザインがいいんだろうな。あと、狭いスペースで空間を上手に使っているから、写真に撮ったときに間延びしてなくてかっこよく見える。なので、いつもよりも写真多めの記事になったかも。小さいけど、小さいからこそのセンスが光る宿でした。雑誌に取り上げられたのも納得!

ALL THAT BANGKOK
オール・ザット・バンコク

・女性用ドミトリーはなし。
・個室あり(ダブルベッド)
・共有シャワー、トイレ(トイレとシャワーは同室のタイプ)
・タオルあり
・Wi-Fi無料
・スタッフ24時間常駐。英語可
・ホテルウェブサイト →https://www.allthatbangkokhostel.com/

 

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MAI

MAI

編集者日本語フリーペーパーDACO
取材で訪れたタイのバンコクに恋に落ち2016年2月に移住。 平日はフリーペーパーの編集者。 週末はトートバッグひとつで行けるところにあえて泊まって旅をする週末トートバッグパッカー。 いずれは自分でゲストハウスをやりたい!

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