ホステルではなくポシュテルとはこれいかに「The Posh(ザ・ポッシュ)」

ホステルではなくポシュテルとはこれいかに「The Posh(ザ・ポッシュ)」

ある日、わたしは苛立っていた。「またフルブッキングだ……」
不定期開催しているひとり旅「週末トートバックパッカー(*)」の目的地となるゲストハウスで気になるところがあったのだが2週にわたって予約がとれない。

* 週末トートバックパッカーとは……
仕事が早く終わった日やポッと空いた休日にふらりとゲストハウスに泊まる活動。おもにトートバックひとつで宿泊するため「週末トートバックパッカー」と呼んでいる。 先の予定を埋めるのが苦手ゆえに、だいたいが当日予約になるため、泊まりたいところに泊まれないことも多い。

泊まれないほど人気となると泊まってみたい。 しぶしぶスケジュール帳を開き、確実に泊まれそうな日に予約を入れることにした。
それが今回のゲストハウス「The Posh(ザ・ポッシュ)」だった。

 

ホステルじゃなくてポシュテルなんだそうです

The PoshはBTSパヤタイ駅から高架を降りてほんとにすぐのところにある。

駅の高架からもひときわ目立つこの看板
扉にはFully Bookedの文字。今日もなのかい。ほんとすごいな!
パヤタイ駅はスワンナプーム空港から走る電車エアポートリンクとBTSの接続駅ということもあって、移動にも便利な場所。隣にはセブンイレブン。 バンコクの中心街であるサイアム駅にも2駅。これはたしかに混むわ……。

さてこのゲストハウス名「POSH」と聞いて思い出す人はいないだろうか……?
♩ヨォ〜〜〜〜〜〜〜〜 I’ll tell you what I want……

 

wanna be。そうです、スパイスガールズのPoshことヴィクトリア・ベッカム(写真中央)

彼女のニックネームの「Posh」には「豪華」とか「セレブ」的な意味があるんですね〜。タイだと「ハイソー(尻上がり発音)」かな。
というわけで、この「The Posh」ももれなくゲストハウスの枠を超えたハイソーなゲストハウスなのだ。
コンセプトはPosh+Hostel=Poshtel(ポシュテル)だって。それでは、見ていこうじゃありませんか。

 

入り口の前には受付へと続くクラシカルな階段が
壁にはタイのストリートアートでおなじみ、ALEX FACEの三つ目のウサギ・マルディ

最高のほら穴ベッドを求めていたけど

わたしはゲストハウスの中でも特にドミトリーが「ほら穴式」になっているのが好き。 なんか包まれているような感じで安眠できるんだよなぁ。小さいころに押入れで寝てたことを思い出す。
*ほら穴型ベッド参照→ イム・ホワイクアンの記事

で、このPOSHには面白いベッドの部屋タイプがあるのだ。 その名も「キャビンルーム」

 

この高級感。写真はHPから拝借。

ほら、見て……。まるで豪華客船の客室のようなラグジュアリー感を備えたほら穴式ベッド(豪華客船乗ったことない)。
普通の2段ベッドドミトリーよりは割高だけど、これはほら穴族としては泊まるしかない!

ワクワクしながらチェックインすると、
「すみません。ご予約いただいたキャビンがいっぱいで。アップグレードさせていただきます

え、え、えーーーーーーーーー

 

レセプションにて衝撃の宣告

というわけで、ほら穴キャビンには泊まれず、シングルルームに泊まることに。

 

こちらシングルルーム。隣に小さいテーブル。ベッドの脚側にTVつき。

部屋はさらに豪華になったけど、包容力はダウン……。このアップグレード、わたしじゃなきゃダメだったのかい? ほら、あそこの西洋人の彼はキャビンから今にも脚がはみだしそうだよ……。
まぁ、ゲストハウス側としてはアップグレードしたのに「キャビンは空かないのか?」をしつこく聞いてくる変な奴だと思われただろうな。

気をとりなおして、館内をいろいろ見てみますか。

 

水まわり、完璧です

女性は特に気にするであろう水まわり。シャワーとか汚いと、もうほんと旅の疲れもとれないですよね。

洗面台は3つ。備え付けのドライヤーも
奥がシャワー個室とトイレの個室。それぞれが独立してると床がびしょびしょのトイレに入らなくていいからうれしい

ご安心ください。はい、水まわり、完璧です。

 

屋上空間がまさにポッシュ!

で、さらにすごいのが屋上空間。 共有スペースになっているのですが、

 

ビリヤード台がどーん!
オープンエアーのテラスがきらーん

さらにさらに極め付けには……

 

オープンテラスの脇にはジャグジーがあるっっ!

屋上ジャグジーに気づいたのは朝でした……だれも入ってはいなかったけど、友達同士で泊まってたら「入ってみる?」みたいなノリには……なるのかな? とりあえずゲストハウスとは思えないセレブ感があるのはたしか。
ちなみにサイゼリアにありそうなドリンクバーの機械が置いてあって、ソフトドリンクとコーヒー(ラテとかも)24時間飲み放題でした。 この共有スペースだけでコワーキングスペースばりに充実しているのだけど、ビリヤード台がどーんとあるせいで席数は少なめ。わたしは夜座れずに部屋に戻りました……。

 

朝食付きでまさかのブッフェ! しかもメニューは日替わりらしい

バンコクには本当おしゃれゲストハウスがあふれてるけど、こういうコンセプトがあるゲストハウスって泊まっていても楽しいもんです。 ツインルームとか個室も充実してるから、ブティックホテル的な雰囲気もあるのかな。
ほら穴キャビンルームに泊まれなかったのは悔やまれるけど、アップグレードしてもらったんだから感謝しないとかな。

 

やっぱりゲストハウスの
こういう朝の景色がすき

 

The Posh
ザ・ポッシュ

・女性用ドミトリーあり。
・個室あり(ダブルベッドのスイートルーム、ダブルベッドのロフトルーム、ツインルーム、ファミリールーム)
・共有シャワー、トイレ
・シャンプー、ボディソープ、ドライヤーあり
・Wi-Fi無料
・スタッフ24時間常駐。英語可
・ブッフェ朝食つき。 コーヒー、お水24時間無料
・ホテルウェブサイト →https://www.facebook.com/theposhphayathai/



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MAI

MAI

編集者日本語フリーペーパーDACO
取材で訪れたタイのバンコクに恋に落ち2016年2月に移住。 平日はフリーペーパーの編集者。 週末はトートバッグひとつで行けるところにあえて泊まって旅をする週末トートバッグパッカー。 いずれは自分でゲストハウスをやりたい!

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